昨今自動車業界において自動操縦システムが注目を集め、実用化もされています。
ドローンにおいても、自動操縦ができれば、物流業界をはじめ様々な分野で活躍できるでしょう。
当ページではドローンの自動操縦について解説しております。
ドローンの自動操縦は大きく分けて2種類
まず1つめ、がGPS方式の自動操縦システム。
こちらの方が一般的な自動操縦システムです。
2つめが、トラッキング方式の自動操縦システムです。
それでは、この2つの機能の違いを見ていきましょう。
GPS方式
上記のように、現在ドローンに搭載されている自動操縦システムは、GPSの情報を活用したものが一般的です。
飛行したいルート(座標)を指定すれば、その通りにドローンは飛行を行います。
ですから、物流会社の倉庫から、配送先の倉庫まで自動操縦でドローンを飛行させる事が理論上可能です。
(ドローン飛行許可や承認の話はここでは置いておきます)
また、GPSは位置だけではなく、高度や速度の計算もできるため、高度や時間を組み合わせた飛行経路を設定することもできます。
GPS方式の自動操縦システム=飛行経路を設定できる
ということです。
GPS方式の自動操縦は、上記のように物流業界や農業分野(農薬散布)、事故・災害現場での活躍が期待されています。
これが空の産業革命たる所以です。
トラッキング方式
もう1つの自動操縦システムがトラッキング方式です。
トラッキング方式というのは、飛行経路を設定するのではなく、対象物を追尾する自動操縦システムです。
これは空撮(ドローンを使用した撮影)の際に非常に有効な自動操縦システムです。
トラッキングデバイスを被写体に設置すれば、ドローンはそのトラッキングデバイスを自動追尾します。
GPS方式とは違い、経路は設定できませんが、高度や被写体(デバイス)からの距離は指定することができます。
個人的には、スケートボードやスノーボード、スキーの撮影なんかに活用するのが非常に面白いのではないかな?と思います。
例えば、1人の選手にトラッキングデバイスを付けて自動追尾させることにより、今迄では考えられない、迫力のある動画を簡単に撮影することが可能となります。