一口にドローンといっても様々なタイプの機体があります。その装備内容によってドローンの使用用途も変わってくるでしょう。
当ページでは、ローター数によるドローンの分類を解説しています。
そもそもローターって何?
ローターというのはモーターで回転するパーツのことで、そこにブレードを取り付けることによりドローンは初めて飛行ができます。
車でいえばエンジンのようなもので、ドローンの数あるパーツの中でも重要な部分です。
ローター数による分類
①トライコプター(ローターが3つ)
②クアッドコプター(ローターが4つ)
③ヘキサコプター(ローターが6つ)
④オクトコプター(ローターが8つ)
ロータ数が増えると機体は安定しやすい!
市販ドローンはそのローター(プロペラ・ブレード)の数により、以上のように大きく4種類に分けられます。皆さんもイメージはつくかとは思いますが、ローターの数が増えるほど、飛行時の機体は安定しますし、強風などにも強くなります。
逆にそれだけパーツが増えるわけですから、ドローン自体の重量は重くなりますし、大型化する傾向にあり、整備の手間もそれだけ増えることになります。
ロータが増えると整備や追加装備の問題も…
ドローンの整備は非常に重要で、ドローンが墜落した場合や物や人に衝突した場合、重大な事故につながりかねません。
空撮ドローンで最もポピュラーなDJI社のphantom3は重量が1216gです。
この重量だけ聞くと意外と軽いな?と思われるかもしれませんが…高度100mから、1.2kgのドローンが墜落し、人に衝突すれば死亡事故にもつながります。
ドローン事故の発生は人の命や財産にもかかわる大きな問題なのです。
ですから、ドローンを飛行させる際には、その飛行する空域や方法に合わせたドローンの装備や、安全管理の体制が求められます。
そのような様々な安全管理体制を担保するために、ドローン飛行許可・承認申請時に必要な飛行マニュアルにも点検整備記録を記載する必要があるわけです。
特に、人口密集地でドローン飛行許可や承認を得る場合には、プロペラガード等の安全装備の追加が求められます。(または代替え対策)
ローター数が増えると、必然的にそれだけプロペラ(ブレード)も増えるわけですから、改造のコスト、整備の手間が増えることになります。
一般的にはクアッドコプター(ローター4つ)以上のローター数のドローンを使用するケースが多いように思います。
ドローンは、ご自身の使用方法・操縦スキル・保管環境等々を検討して購入するようにしましょう。